【映画感想】スロースターターな女ボクサー「百円の恋」
今週は、社会人3年目を迎えるにあたって
自分の就職活動やキャリアプランを書いていこうと思ったのに
帰りの電車で見始めたら止まらなくなってしまった「百円の恋」
の感想を書きたいと思います〜。就活話は、また来週。
安藤さくらさんがテレビで見るたびに
好きだな〜と思っていたので、アマプラで何となく選んだこの映画。
あらすじなどは、他のサイトを見てください。
ざっくり書くと、32歳フリーターの一子(いちこ)が出戻りシンママの妹と
喧嘩して実家の弁当屋を追い出され、100円ショップでバイトしたり
男の影響でボクシングを始めながら、生きていく話。
①個性的な登場人物たち。
まずね、この映画の登場人物、みんなどうしようもない!!!(褒め言葉)
主人子のイチコ、32歳フリーター(社会経験なし)、
イチコと恋?する元ボクサーは選手引退の後、
自暴自棄になり、イチコのバイト先で酔って嘔吐&イチコの家に転がり込む、
イチコバイト先の愉快な仲間たちは、
店長(うつ病)、セクハラバイトじじぃ(バツイチギャンブル狂)、
本部からの社員(パワハラ)、元バイトばばぁ(廃棄目当てにくる左翼?)。
生きててたまに会う、ちょとやばい人たちいるじゃないですか。電車とかでも。
それを一箇所に集めた感じ。それを「あぁ〜こういう人いるいる」ってなる。
②イチコと狩野の微妙な距離感
まずこの2人の「おぃ!」ってなったシーン描きまーす。
1。イチコと狩野の初デート 待ち合わせ
キョロキョロしてるイチコに、軽トラからクラクション鳴らす狩野w
2。1000円分のバナナ未払い
1000円分のバナナ買いにきて「金忘れた」発言からの
自分の引退試合のチケット渡すシーン。こんな不器用な渡し方ある?(萌)
3。(肉は)「大きい方がいいだろ」
風邪で倒れたイチコにかっっっったいに肉を焼いてあげて、
イチコが泣き笑い、狩野の腕に抱かれるシーン。(あの肉、ほんとに硬くない?)
(その後の食事が、やわやわの豆腐だったのも良くないですか?関係性の変化)
私は、狩野がイチコの実家の弁当屋に弁当買いに来て、
「一生懸命やってるお前が嫌だった」
「だから、出ていたの?」
のシーンで、別々の道に2人が歩み始めた後、狩野と縁が切れるかと思いましたが
ちゃっかりイチコのデビュー試合に来て、ご飯行ってましたねw
この後もこの2人はダラダラ続いていくんだろうな。
③イチコの変化
男に感化されてボクシングを始めたイチコだけど、
後半は完全に「自分のもの」になっていくのが分かる。
成長や、変わるという言葉は大袈裟だけど
狩野に浮気?されて傷心し、どんどんボクシングにのめり込んでいく姿は
見ていて、気持ちがよかった!もっと強くなれ!!的なエールを送りたくなったw
ボクシングを始めることの伏線が、
冒頭の甥っ子としてたテレビゲームにあるとしたら、回収すごすぎない?
ダラダラ描きましたが、とにかくこの映画は面白かった!
1人の女の子が、実家を出て、社会に出て、恋のようなものをして
強くなっていく話!ちょとタバコ臭いけどね。
アマゾンプライムで見られるので、おすすめです。
百円で買った商品ってさ、壊れたりダメになっても
「まぁ、百円だからいっか〜」って諦めがつくよね。
逆に長持ちすると、嬉しい気持ちになる。
この恋も百円だからな…って思うと浮気されてもフラッと出ていかれても
諦めつくよね(ニュアンス伝わって。)
▶︎おまけ。
イチコがずっと馬鹿にされてた社員に、
ボクシングで鍛えたグーパン入れた時は、マジでスッキリしましたw
そして、廃棄目当てでくるばばぁに「クビになっちゃた」って言ったら
「大丈夫!大丈夫!」つって、ナイフ持って百均に強盗しちゃうの、
ほんとウケたな。(強盗は犯罪ですよ)